トンネルの怪談。 |
|
| 私、ハイドは無免許ですが……。 とある知人の体験談を。
独りクルマで少し遠出をしたある日。 日付が変わって、なかなか良い時間。 自宅の少し手前のトンネルがその舞台。
その夜は不思議とトンネル内の照明が消えていたらしい。 「あっれ~。今日は暗いなぁ……」と独り言をつぶやきつつ進入。 並ぶ街灯の灯りから離れ、車内の色が変化して気付く。 「助手席にいる方……誰だろ?」 目線だけ、少し横にずらすと見えるルームミラー。
「あれれ~。後部にも2人、居るよ……。 と言うか……しばらくドアを開けた覚えも停車した記憶もないなぁ……」
などと、やや寝ぼけた事を考えつつ。 暗いトンネルから再び、明るい街灯の並ぶ外に出た。
「うっわぁ~。止まってもいないのに白装束のお三方、降りてったよ……」
そして知人は、そのまま自宅付近の角を曲がらず直進。 もうしばらく気持ちが落ち着くまでドライブを続けたらしい……。
| |
|
8月26日(金)10:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 怪談 | 管理
|